賢明な医療の選択

周術期にアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬を投与することで、術後のオピオイド必要量を減らす[Choosing wisely]

今回は、周術期にアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬に関してです。

この推奨を「choosing wisely」ではどのように記載されているのか紹介してみようと思います。

ユーキ先生
ユーキ先生
周術期にアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬に関して、教えてください

Dr.KID
Dr.KID
Choosing wiselyを見てみましょう。

ポイント

  •  Choosing wisely:周術期にアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬
  • オピオイド必要量を減らすことができる

American Academy of PediatricsからのChoosing Wisely

周術期にアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬を投与することで、術後のオピオイド必要量を減らす[Choosing wisely]

Reduce post-operative opioid requirements in pediatric patients by administering acetaminophen and/or non-steroidal anti-inflammatory medications in the perioperative period.

Multi-modal analgesia is recommended in the management of children for their perioperative pain. Significant decreases in opioid consumption can be achieved with the concurrent use of non-steroidal anti-inflammatory drugs (NSAID) and/or acetaminophen in infants and children undergoing surgery of moderate or major severity, especially within the first twenty-four hours following surgery. The use of NSAIDs during the first 24-hours of post-operative care also reduced the incidence of nausea and vomiting.

In addition to decreasing the possibility of narcotic dependence, avoidance of opioids confers added benefits of reducing the incidence of post-operative nausea and constipation and aiding in early ambulation.

周術期にアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬を投与することで、小児患者の術後のオピオイド必要量を減らすことができる。

小児の周術期の疼痛管理には、多様な鎮痛法が推奨される。中等度または重度の手術を受ける乳幼児や小児では、特に術後24時間以内に非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)および/またはアセトアミノフェンを併用することで、オピオイド消費量を大幅に減少させることができます。また、術後24時間の間にNSAIDを使用することで、吐き気や嘔吐の発生率が減少しました。

オピオイドを使用しないことは、麻薬依存の可能性を減らすだけでなく、術後の吐き気や便秘の発生率を減らし、早期の離床を助けるという利点もある。

考察と感想

周術期にアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬に関してでした。

術後は外科系の先生にお任せになっている医療施設が多いかもしれませんが、小児科医として知っておくと良いかもしれませんね。

参考文献も読んでみようと思います:

Wong I, St John-Green C, Walker SM. Opioid-sparing effects of perioperative paracetamol and nonsteroidal anti-inflammatory drugs in children. Pediatric Anesthesia 23 (2013) 475-495.

Michelet D, Andreu-Gallien J, et al. A meta-analysis of use of nonsteroidal anti-inflammatory drugs for pediatric postoperative pain.  Anesthesia Analgesia 114 (2012) 393-406.

Brasher C, Gafsous B, et al. Postoperative pain management in children and infants: An update. Pediatric Drugs 16 (2014) 129-140.

Ceelie I, de Wildt SN, et al. Effect of intravenous paracetamol on postoperative morphine requirements in neonates and infants undergoing major noncardiac surgery. JAMA 309 (2013) 149-154.

まとめ

今回は、小児の周術期にアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬に関するchoosing wiselyをご紹介しました。

これ以外にも項目が出ているようなので、コツコツと読んでいこうと思います。

 

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ABOUT ME
Dr-KID
このブログ(https://www.dr-kid.net )を書いてる小児科専門医・疫学者。 小児医療の研究で、英語論文を年5〜10本執筆、査読は年30-50本。 趣味は中長期投資、旅・散策、サッカー観戦。note (https://note.mu/drkid)もやってます。