ドクター・キッド

〜小児科医が解説する子供の健康・病気と単なる雑記のブログ〜

小児の片頭痛について簡単に解説します

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片頭痛は頭痛の一種です。

最初は軽い痛みで始まりますが、徐々に痛みが増悪していく点が特徴的です。

片頭痛の症状について

片頭痛の症状は年齢によって異なり;

  • 乳幼児:嘔吐、不機嫌、活動性の低下
  • 6〜10歳:嘔吐、腹痛、顔が真っ青になる、頭全体の痛み

など、非典型的な症状が多いです。

10代になってくると、片頭痛の症状は大人に似通ってきます。
最初は軽い頭痛ですが、徐々に悪化してくるパターンが多いでしょう。

頭痛は頭の片側に起こるケースが多いです。

▪️ 前兆を認める場合もあります

片頭痛が起こる前に、「片頭痛が起こりそうな気がする」という前兆を感じるお子さんもいます。

なかには;

  • 目がチカチカした
  • 視界がジグザクになった
  • 一部だけ目が見えない部分があった
  • 手や下唇に違和感があった

と前兆を感じるケースもあるようです。

▪️ 片頭痛はどのくらい続きますか?

片頭痛の持続時間は個人差がかなりあります。

およそ2〜3時間程度で治ることが多いですが、長く頭痛が続くお子さんですと丸一日頭痛が続くこともあります。

10代の女児の場合、生理周期に一致して頭痛が出現するケースもあります。

どのような時に病院に受診したらよいでしょう?

頭痛を繰り返しているときは、遠慮せずに病院へ受診してよいと思います。

片頭痛と診断するには、頭痛の背景に隠れた病気がないか判断する必要があります。

▪️ 早めに受診したほうがよいケース

片頭痛であれば急いで受診が必要なケースは少ないですが、以下に該当するような時はお早めに受診されてもよいでしょう;

  • 頭を打った(頭部外傷)後に頭痛が出た
  • 頭痛のため目が覚めた
  • 首が痛くて動かせない
  • ものが二重に見える
  • 体のバランスがとれない
  • 受け答えがおかしい

などです。

あと、

  • 月に複数回、片頭痛が起こる
  • 3歳以下で頭を痛がる

なども一度小児科で相談したほうがよいでしょう。

片頭痛の検査について

片頭痛の診断は特に検査は不要ですが、症状が非典型的である場合は画像検査をすることがあります。

MRIやCTを使用することが多いでしょう。

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片頭痛の治療について

片頭痛の治療は

  1. 暗い部屋でゆっくりと休む
  2. (可能であれば)睡眠をする
  3. 痛み止めを使用する

でしょう。

痛み止めは市販(解熱鎮痛薬)でも購入できます。

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 ただし、市販薬はアセトアミノフェンが含まれており、必ずしも強い痛み止めではありません。

効果が十分でないようでしたら、小児科で別の種類の痛み止めを処方してもらいましょう。

片頭痛の再発予防も心がけましょう

100%の再発予防は難しいですが、再発の回数を減らすことはできます。

具体的には;

  • 食事・水分はしっかり摂る
  • 適度に運動をする
  • 睡眠不足を避ける
  • ストレスを避ける
  • (誘因であれば)カフェインやナッツ類を避ける

などがよいでしょう。

▪️ 頭痛記録をつけると良いでしょう

頭痛記録をつけておくと、頭痛の頻度やタイミング、誘因の特定や、治療効果の判断にいかせます。

具体的には、

  • 頭痛の起こった日時
  • 頭痛のひどさ(0〜10点中)
  • 頭痛の前にしていた行動・食事
  • 頭痛の持続時間
  • どのように対処したか

を記録しておくと良いでしょう。

特定の食品(カフェインなど)や行動(テレビゲームなど)が誘因と分けるケースもありました。

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 まとめ

片頭痛はこどもでも起こりますが、低年齢の場合は症状が非典型的のこともあります。

治療は安静、睡眠、痛み止めが基本です。

頭痛記録をつけておくと、原因やトレンドを把握するのに役立つと思います。

 

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