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インフルエンザ迅速検査の感度が高いのはいつ?[ニカラグア・2008編]

今回の研究は、ニカラグア🇳🇮で行われた、インフルエンザ迅速検査の感度・特異度を検証したものです。

迅速検査は特別なラボ(研究室)がなくても実施できるのが利点で、アメリカの研究者がニカラグアまで行って、今回の研究を行なったようです。インフルエンザ迅速検査を広く実施するためには、妥当性の検証が必要であるため、今回の研究が行われたのでしょう。

ポイント

  •  ニカラグアの2〜13歳を対象に行われた研究
  •  インフルエンザ迅速検査の感度は、2−3日目が高い
  •  特異度は、どの日でもそれほど変わらず90%台後半
マミー
マミー
早く受診しすぎると、検査の精度が落ちるのですか?

Dr.KID
Dr.KID
インフルエンザが発症してすぐだと、鼻腔内のウイルス量が十分でないことがあります。

研究の方法

対象となったのは、

  •   2-13歳の小児
  •   発熱+感冒症状で受診

などが該当しています。

検査について

検査は、

  • 迅速検査:QuickVue
  • RT-PCR

の両者を使用して、感度・特異度、陽性的中率・陰性的中率を検証しています。

Dr.KID
Dr.KID
妥当性を検証した研究ですね。

研究結果と考察

最終的に1157名のサンプルが対象となりました。

検査のタイミングによって、感度・特異度が変化する様子を捉えています。

 発熱 or 発熱の病歴 + 風邪症状

外来で発熱がある or 「さっきまで発熱があった」人+風邪症状を対象にしています。

Day 陽性 感度 特異度
1 79/263 51.9% 98.4%
2 189/578 75.1% 97.9%
3 66/211 74.2% 97.9%
4 19/90 57.9% 98.6%

感度は2日目がピークでした。特異度は、常に非常に高いですね。

 37.8度以上の発熱

熱が37.8度以上ある小児に限定しています:

Day 陽性 感度 特異度
1 62/182 59.7% 97.5%
2 147/284 76.9% 98.5%
3 39/78 79.5% 97.4%
4 11/26 54.5% 100%

外来受診時に37.8度以上の発熱患者飲みにしてみると、少し感度が上がっています。ks感度のピークは2−3日目でしたね。

初日は低めの傾向でした。

 感想と考察

今回の研究でも、感度は2日目が高そうな印象でした。

感度が低いと、「検査は陰性と出たけど、本当にインフルじゃないか分からない」という状況が生まれてしまいます。このため、検査のタイミングにこだわる医療機関があるのだと思います。

Dr.KID
Dr.KID
発熱して、けいれんした、呼吸が苦しそう、などの全身の状態が悪い時は、検査のタイミングとは無関係に医療機関に受診してくださいね。

まとめ

今回の研究は、ニカラグアで行われたものですが、発熱して2−3日目は感度が高く、初日と4日目は低い傾向にありました。

 

マミー
マミー

Dr.KID
Dr.KID
!

まとめ

  •  ニカラグアの2〜13歳を対象に行われた研究
  •  インフルエンザ迅速検査の感度は、2−3日目が高い
  •  特異度は、どの日でもそれほど変わらず90%台後半

 

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このブログ(https://www.dr-kid.net )を書いてる小児科専門医・疫学者。 小児医療の研究で、英語論文を年5〜10本執筆、査読は年30-50本。 趣味は中長期投資、旅・散策、サッカー観戦。note (https://note.mu/drkid)もやってます。
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