ドクター・キッド

〜小児科医が解説する子供の健康・病気・育児〜

育児

【患者相談】粉ミルクを使う時、飲ませ方、必要な道具について教えてください【お答えします】

『完全母乳栄養をお勧めします』 『出産すれば、母乳は必ずでますから』 と言う人がいます。確かに母乳のメリットが大きいので、このような発言をしているのでしょう。 その一方で、完全母乳栄養に固執するあまり、赤ちゃんが十分な体重増加をできていなかっ…

離乳食開始に関する質問に小児科医がお答えします【患者相談】

前回、離乳食の開始時期について、こちらで解説してきました。 www.dr-kid.net ほとんどの小児科医は離乳食の開始時期を5〜6ヶ月くらいからで推奨していると思います。 他の先進国でもおよそ開始時期は同じか、少し早いく4〜6ヶ月です。 今回は、離乳食…

トイレトレーニングについて解説します③ 〜トレーニングを成功させるために〜

第1回では、こどもと親の双方がトイレトレーニングの準備ができているかを説明してきました。 www.dr-kid.net 第2回では、具体的にどのようにトイレトレーニングをすればよいかを簡単に解説してきました。 最後は、トイレトレーニングを成功させるポイント…

トイレトレーニングについて解説します② 〜トレーニングの手順について〜

前回はトイレトレーニングを始める前に、親も子もトレーニングの準備ができているかどうかを確認しました。 www.dr-kid.net 今回は、実際のトレーニングについて説明していこうと思います。 トイレトレーニングを開始する トイレトレーニングをにも順番があ…

【育児】小児科医が解説するトイレトレーニング【親子の準備できてますか?】

トイレトレーニングはいつから始めたらいいですか? どうやって開始したらいいのですか? トイレトレーニングに向けて、なにか準備することはありますか? など、健診などちょっとした時に質問をされます。 こどもにトイレの使い方を教えるのは、本人や両親…

【患者相談】赤ちゃんのおむつについた尿の色・匂いが気になります

『おむつについた尿の色が赤っぽくて気になります』 『おしっこの匂いが気になります』 と外来を受診されることがあります。 普段の尿と比べて色が変わったり、なんとなく匂いが異なると、心配になってしまうと思います。 今回はこの2つの質問にお答えして…

【患者相談】赤ちゃんが真っ赤にいきんだり、手足が震えることがあります

生後1〜2ヶ月くらいの赤ちゃんの保護者から、 『赤ちゃんの手足がピクピク震えています』 『真っ赤にいきむことが時々あります』 といった相談をされることがあります。 ひょっとしたら痙攣(けいれん)や癲癇(てんかん)を気にしているのかな、と思うこ…

おむつ皮膚炎の原因について、簡単に解説します

おむつ皮膚炎は、おむつで覆われた部位の皮膚が炎症をおこした状態をいいます。 特に、新生児や乳児では非常に多く、7〜35%はおむつ皮膚炎を起こすと言われています。 おむつ皮膚炎の起きやすい月齢は9〜12ヶ月と言われていますが、おむつを履いてい…

続編②:トイレ・トレーニングとオムツが外せる時期について(データシミュレーション編)

前回はスイスで行われたトイレ・トレーニングの観察研究のデータを解説してきました。 排便のコントロール 日中の排尿コントロール 夜間の排尿コントロール 排便・排尿すべてのコントロール の4つにわけてグラフで示すと、以下のようになります。 ▪️ データ…

続編①:トイレ・トレーニングとオムツが外せる時期について

前回、トイレ・トレーニングについてツイート&記事を投稿したら、かなり反響が大きかったです。 昼夜ともに排便・排尿をコントロールできるのは:◉ 2歳5%◉ 3歳10%◉ 4歳77%◉ 6歳91%です。焦らず気長にトイレ・トレーニングしていきましょう。…

日中にお漏らしをしてしまいました...

『日中はオムツを外せていたのに、急にお漏らしをしてしまいました』 と心配になって外来で相談される方もいます。 今回は幼児の日中のお漏らしについて、解説してみようと思います。 幼児の日中のお漏らしは正常か? 大まかにいうとほとんどのケースで正常…

小児の夜驚症・錯乱性覚醒・悪夢について

夜驚症・錯乱性覚醒・悪夢について ▪️ 夜驚症とは? 夜驚症(やきょうしょう)とは、夜中に急に子供が起きて、非常に取り乱した状態(狼狽したり、驚いたりする)をいいます。 特に叫びだして、ベッドから飛び上がったりすることもあります。 時に汗をかいた…

【患者相談】母乳と卒乳に関する相談にお答えします②

前回は、どのように卒乳の時期を決めるべきか、卒乳にともなう感情面での変化について説明してきました。 今回は、どのように母乳を減らして卒乳するかについて、考えてみようと思います。 どのように母乳を減らしていくか? ▪️ 急激に授乳回数を減らす時の…

【患者相談】母乳と卒乳に関する相談にお答えします①

『卒乳はどうしたらよいですか?』 というご相談を外来でされることがあります。 実は『〇〇になったから、卒乳しましょう』という一定の基準はありませんし、生後12ヶ月以降であれば、母と子どもで決めてしまってよいと思います。 生後12ヶ月までは母乳を続…

おむつ皮膚炎の治療はA・B・C・D・E

今回はこちらの論文をピックアップしました。 こちらの論文では、おむつ皮膚炎の治療法について、(少しジョークを交えながら)ノウハウが記載されていました。 有益な内容も多数ありましたので、ご紹介させていただきます。 おむつ皮膚炎の治療はA・B・C・D…

2歳児の発達の目安と育児のアドバイス

『2歳の子って、このくらい(の発達)でしょうか?』 と外来で質問を受けることがあります。 1歳半健診の次は3歳健診で、1年半のインターバルが空くため、色々と疑問が湧いて外来で質問されることがあります。 今回は、2歳児の発達の目安を説明してみま…

果汁は1歳になるまでは与えないほうが良いでしょう

「生後2〜3ヶ月になったら果汁を」はNG いきなりセンセーショナルな発言で驚かれたかもしれません。 「生後2〜3ヶ月になったら果汁をあげてください」とひと昔前は、小児科医からもアドバイスがされていました。 母子手帳にも、同様の記載欄がありました…

小児科医が語る子供のしつけ

こどもの「しつけ」に悩んでいる保護者は非常に多いです。 外来や健診の際に、本当によく相談されます。 私は小児科医で、あくまで教育の専門家ではないので、私見と医学的によく紹介されている研究結果からの見解を寄せ集めたものになります。 怒りは子供の…

かぜをひいた時にお風呂に入れてもよいですか?

カゼのときにお風呂に入ってはダメですか? 外来で患者さんからの質問で多いのは 「カゼひいてる、熱があるので、入浴はしないほうがよいですか?」 です。 カゼをひいてしまったお子さんの入浴について、迷われている方が多いと思います。 今回は、カゼ・発…

赤ちゃんの聴力・視力の発達について解説します

赤ちゃんの脳の発達は、とりまく環境に影響される 赤ちゃんの聴力について 聴力検査はしてもらいましたか? 赤ちゃんの視力について 視力の発達はゆっくりです 赤ちゃんの言葉の発達について 絵本の読み聞かせが大事ですよ あわせて読みたい 参考文献 赤ちゃ…

生後1年までの成長と発達について解説します

生まれてから1歳までの目安を教えてください 最初の1年(1歳まで)ってどんな感じですか? など、最初の1年間はわからないことだらけなので、外来で様々な質問をうけます。 今回は、0〜1歳までのおおまかな成長・発達の目安について解説していきます。…

読書はこどもの教育・言語発達の基本です

言葉の教育は、すべての子供にとって重要です 読書はこどもの教育において、ものすごく大事です。 新生児や乳児など、言葉を理解できそうな年齢でも、読み聞かせをしてあげたり、話しかけることで、言葉の発達を手助けできます。 ■ こどばの教育方法について…

乳幼児は何でも口に入れます:誤飲に注意しましょう。

消化管異物について 消化管異物とは、腸に異物(つまり、おもちゃなど食物でないもの)が間違って入ってしまった状態(誤飲)をいいます。 ■ 誤飲しやすいもの 消化管異物で多いのは; コイン ボタン型電池 クリップなどの金属類 プラスチック製品(おもちゃ…

乳児の貧血に注意しましょうね

乳児の貧血ポイント 鉄分が足りないと貧血になる理由 乳児は貧血になりやすい 乳児の貧血の割合 母乳は鉄分が少ない? 貧血の症状について 貧血は発達にも影響します 食事から鉄分を効率よく摂取するために 肉、魚、ほうれん草に鉄分は多い 鉄分の吸収率をあ…

小児肥満は将来の生活習慣病のリスクです

生活習慣病とメタボリック症候群について 「生活習慣病」とは、その名の通り、「生活習慣」が原因として生じる病気です。 大人ですと、肥満によって 糖尿病、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症 を引き起こします。 これらをまとめて「メタボリック症候群」と呼…

トイレ・トレーニングとオムツが外せる時期について その①

トイレ・トレーニングはいつから始めたらよい? 『トイレトレーニングをいつから始めたら良いですか?』と外来で質問されることが、よくあります。 実は、トイレ・トレーニングを始めるにベストなタイミングはよく分かっていません。このため、大体の目安と…

【患者相談】乳児の離乳食の開始時期について

離乳食は生後5〜6ヶ月からです ■ 離乳食の開始が生後5〜6ヶ月からの理由 離乳食を遅らせても、アレルギー発症は予防できない ■ 離乳食を遅らせてもアレルギーの発症予防はできません 母乳は欲しがるだけあげましょう ▪️ あわせて読みたい 離乳食は生後5…

3歳児健診のチェックポイントとアドバイス

3歳児ですと、身体的・精神的にかなり発達が進んできます。 体型も乳児体型から幼児体型に変化します。 筋肉・骨格も徐々にしっかりしてきます。 言葉の発達も進み、自我の確立が芽生え、社会性も身につけます。 日常生活でも、食事や排泄で自立してきます…

1歳半健診の後に読むとよいでしょう

小児科医が診る身体発達のポイント 1歳6ヶ月健診の時は、全身を診察するのが基本ですが、頭部・歯・腹部・脚を入念に診るのが一般的です。 頭部について 1歳半になると、大泉門が閉鎖しています。頭のてっぺんより前側を触って閉鎖を確認しています。 歯…

【こどもの発達】9〜10ヶ月健診後にしているアドバイスはこちらです【乳児健診】

生後9〜10ヶ月の運動発達 10ヶ月での目安 個人差が大きい時期です 外傷に気をつけましょう 「はいはい」「つかまり立ち」「伝い歩き」は個人差があります 焦らなくてよいですよ 「後追い」も始まりますよ 何でも口にいれます、誤飲に気をつけましょう 手…