臨床スコア

喘息重症スコア:Asthma Severity Score by Bishop et al. (1992)

今回は、1992年に報告されたスコアです。

喘息重症スコア:Asthma Severity Score by Bishop et al. (1992)

今回はAsthma Severity Scoreです。喘息重症スコアとでも日本語訳したら良いのでしょうか。


結果の解釈

大まかな評価は以下の通りです:

  • 0〜3点:軽度
  • 4〜6点:中等度
  • 7〜8点:重度
  • 9点:超重症

となっています。

Reference

Bishop J, Carlin J, Nolan T. Evaluation of the properties and reliability of a clinical severity scale for acute asthma in children. J Clin Epidemiol. 1992 Jan;45(1):71-6.

臨床医の判断と、Asthma severity scoreとの比較では、後者はやや過剰に見積もる(over judgement)する傾向にあったようですね。

Saturationとの比較では、過剰 or 過少な推定のどちらもありそうでした。

あとは、スコアを見てもわかる通り、年齢毎の心拍数の調整がされていない点や、呼吸補助筋の使用の指標が曖昧な点も、実用化する上での障壁になりそうです。

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Dr-KID
このブログ(https://www.dr-kid.net )を書いてる小児科専門医・疫学者。 小児医療の研究で、英語論文を年5〜10本執筆、査読は年30-50本。 趣味は中長期投資、旅・散策、サッカー観戦。note (https://note.mu/drkid)もやってます。