ドクター・キッド

〜小児科医が解説する子供の健康・病気と単なる雑記のブログ〜

アレルギー

気管支喘息ってなんですか?

気管支喘息(ぜんそく)ってなんですか? 喘息(ぜんそく)は、呼吸がしづらくなる状態をいいます。 喘息はいつも症状があるわけではないですが、一旦、喘息発作を起こしてしまうと呼吸が急にしづらくなります。 喘息発作の症状について 気管支喘息発作は、 …

小児の喘息発作時にデキサメタゾンとプレドニゾロンどちらがよいか?

気管支喘息は空気の通り道が過敏になる疾患で、かぜをひいたり、季節の変わり目などに増悪します。 このことを気管支喘息発作といいます。 喘息発作になると、息苦しい、呼吸がしづらい、咳がひどい、ヒューヒュー・ゼーゼーと呼吸の音が聞こえることがあり…

卵アレルギーや喘息のある小児に、経鼻インフルエンザ生ワクチンを使用してもよいか?

『インフルエンザワクチンって生ワクチンがあるのですか?』 といきなり質問されてしまいそうですが、海外では2歳以上を対象に、経鼻からインフルエンザ生ワクチンを接種している国があります。 フルミスト(FluMist)と呼ばれる製品が一番有名かもしれませ…

ステロイドの塗り薬を使いましたが、やめるとすぐに悪化します

『湿疹があるので、ステロイド軟膏を処方してもらいました』 『2〜3日塗ると一時的に良くなるのですが、やめるとすぐに悪化します』 『どうしたらよいでしょう?』 という質問を外来でよくされます。 今回は、こちらの質問に簡単に答えてみようと思います…

気管支喘息っぽいと言われたのですが、この子は喘息でしょうか?

『近くのクリニックで、喘息っぽいって言われました』 『喘息らしい症状ですね、と言われています』 『喘息にかなり近いですね、と言われました』 と、外来で相談されることが度々あります。 おそらく、我が子が『喘息』であるかどうかは、保護者にとって大…

テオフィリンを内服していると、熱性けいれんの持続時間は長い傾向にある

第一世代の抗ヒスタミン薬(ペリアクチン・ポララミン・セレスタミンなど)は副作用が多く、小児への使用はかなり慎重に行ったほうがよい旨を以前説明しました。 今回は、抗ヒスタミン薬とテオフィリンが、熱性けいれんの持続時間への影響を示した研究をみつ…

離乳期早期の鶏卵摂取は鶏卵アレルギー発症を予防する

今回の論文は、国立成育医療研究センターから。食物アレルギーは食物除去から、早期導入による予防へと変化しつつあります。 研究の背景 日本を含む先進国では、食物アレルギーの罹患率は高まっています。 ■ 極端な食品除去によるアレルギー発症予防の時代は…

卵アレルギーとインフルエンザワクチン接種の可否について

卵アレルギーとインフルエンザ・ワクチン接種について ポイントは以下の3点です; インフルエンザワクチンには微量の鶏卵成分が含まれてます アレルギー症状はでないことがほとんどで、基本的に安全です 卵アレルギーのある方は事前に主治医とよく相談しま…

ミルクアレルギーの子はカルシウム不足にご注意を!

ミルクアレルギーとカルシウム不足のポイント 乳製品を摂取できない場合、高率でカルシウム不足になります 乳製品のように効率的にカルシウムを吸収できる食品はありません ミルクアレルギーの場合、代替食品からカルシウムを摂りましょう 骨とカルシウムに…

食物アレルギーとアレルギー検査について説明します

食物アレルギーについて 食物アレルギーのポイントですが; 食物に対して身体が過敏に反応することをいいます 皮膚・呼吸器・目・腹などに、様々な症状がでます 特定の食物を食べた後に症状が起こって診断します 血液検査の結果のみで、食物アレルギーの診断…

アトピー性皮膚炎や湿疹、乾燥肌のある子供が、日常生活で気をつけて欲しいこと

小児(特に乳幼児)は皮膚トラブルが非常に多いです。 乳児湿疹になったり、乾燥肌が改善しなかったり、アトピー性皮膚炎を発症してしまうこともあります。 今回は、子供がアトピー性皮膚炎や湿疹になってしまった場合に、日常生活で気をつけることを解説し…

ステロイド外用薬の疑問にお答えします

『子供にステロイドの塗り薬を使って大丈夫でしょうか?』『ステロイドを使うと怖い副作用がでるのでしょうか?』 と保護者の方からよく質問されます。 おそらく、ステロイドに関して様々な情報が溢れているのが原因でしょう。 ■ ステロイドに悪いイメージが…

ステロイド軟膏の使い方のポイントをまとめてみました

ステロイド軟膏の使い方まとめ ステロイド軟膏は湿疹に、保湿剤は乾燥肌に使う ステロイド軟膏は皮膚の炎症を抑えます 適切に使えば、高い効果を得られ、副作用は少ないです 最初はしっかり塗って、徐々に塗る回数を減らしましょう ステロイド軟膏と保湿剤の…

アトピー性皮膚炎について解説します

アトピー性皮膚炎のポイント アトピー性皮膚炎は『慢性的なかゆみを伴う湿疹』です 治療には長期間かかります 治療の基本は、肌の清潔・保湿とステロイド軟膏です ステロイド軟膏は正しく使えば怖くありません アトピー性皮膚炎とは? アトピー性皮膚炎とは…

こどものアレルギー性鼻炎の説明書

アレルギー性鼻炎の原因 アレルギー物質と鼻の粘膜が反応し、炎症が起こった状態を『アレルギー性鼻炎』と呼んでいます。一般の方は『花粉症』と呼んでいますが、正式には『花粉によるアレルギー性鼻炎』といえます。 アレルギー性鼻炎の原因は、1型アレル…

小児科医による乳児湿疹の解説

乳児湿疹って何!? 『乳児湿疹』は、赤ちゃんの肌トラブルの総称です。具体的には: 新生児痤瘡 脂漏性湿疹 皮脂欠乏性湿疹 が乳児湿疹の原因となります。『乳児湿疹≠アトピー性皮膚炎』ですので、注意しましょう。 1.新生児痤瘡について 新生児痤瘡(ざ…

こどものスキンケアの全てを解説します

こどものスキンケアのポイント こどものスキンケアのポイントですが; テカテカするくらい、たっぷり保湿剤を塗る こまめに保湿する ボディーソープは泡だてて 指の腹で洗う の4点です。 そもそも、スキンケアってなんですか? "スキン(skin)"は肌、"ケア(c…

赤ちゃんの皮膚を保湿すれば、乳児湿疹は予防できる

保湿で乳児のアトピーは予防できるのか? 今回は『赤ちゃんの皮膚を保湿すれば、アトピーの発症を予防できるか?』という疑問に答えた研究を紹介します。 英語になってしまいますが、原著論文はこちらから参照できます: アトピー性皮膚炎の特徴 アトピー性…

乳児湿疹とアトピー性皮膚炎の見分けは難しい!?

1〜2歳くらいまでは皮膚トラブルが多い 1歳〜2歳くらいの乳幼児は、皮膚トラブルが非常に多い時期です。この原因は、乳幼児期の皮膚の特徴にあります。 皮膚のバリア機能に重要な役割を担っているのは 皮脂 角質内の水分 の2つです。 ■ 皮脂について 生…

風邪でペリアクチン、ポララミンを飲むのはやめよう

アメリカ小児科学会は、ペリアクチン・ポララミンなど第一世代の抗ヒスタミン薬は、(特に3歳未満の)小児には使用しないように勧告しています。 しかし、日本では未だにペリアクチン・ポララミンなどを代表として抗ヒスタミン薬が小児科や耳鼻科で処方され…

ホクナリン・ツロブテロール・セキナリンテープは咳止めではない

外来で「ホクナリンテープ」「ツロブテロールテープ」「セキナリンテープ」を貼っているお子さんが多いことに驚いています。 『このホクナリンテープは、どこで処方され、何のために使用しているの!?』と首をかしげてしまうことも少なくありません。 なぜ…