ドクター・キッド

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ステロイドの塗り薬を使いましたが、やめるとすぐに悪化します

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『湿疹があるので、ステロイド軟膏を処方してもらいました』

『2〜3日塗ると一時的に良くなるのですが、やめるとすぐに悪化します』

『どうしたらよいでしょう?』

という質問を外来でよくされます。

今回は、こちらの質問に簡単に答えてみようと思います。

詳しい解説のリンクも貼っておきますので、そちらも参考にしてください。

ステロイド軟膏(外用薬)の使い方にはコツがある

▪️ 塗って軽快するのは効いている証拠

まず、『塗ると軽快する』のはステロイド軟膏が効いている証拠です。

湿疹(皮膚の炎症)に比べて弱いステロイドを使用しても、少し軽快する程度か、全く変化がないでしょう。

つまり、塗って軽快するのは、効いているのです。

▪️ 見た目は綺麗になっても、皮膚の奥に炎症が続いていることがあります

数日塗ると皮膚の見た目が改善されることが多いですが、実は皮膚の奥で炎症が続いていることがあります。

このため、やめてしまうとすぐに湿疹が再燃してしまいます。

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▪️ ステロイド外用薬はゆっくりと減らしましょう

焦らずにゆっくり減らすのがよいでしょう。

最初の数日で皮膚は綺麗になるかもしれませんが、その後も2−3日は続けてください。

その後、一日2回塗っていたのなら、一日1回にはステロイド軟膏、残り1回は保湿にすると良いでしょう。

徐々に減らすことで、湿疹の再燃を防げます。

ステロイド軟膏の塗り方については、こちらに詳しく書いています:

 ステロイドの副作用が怖いです

巷で言われているステロイドによる重篤な副作用は、ほとんどが飲み薬のステロイドの副作用です。

外用薬のステロイドの副作用は正しく使えば怖くありませんので、過剰に心配する必要はないと思います。

副作用に関する質問はこちらでお答えしています:

 湿疹の悪化因子がないか、もう一度、確認してみましょう

湿疹は様々な環境因子で悪化します。例えば;

  • 皮膚の乾燥や、汗・汚れ
  • ペットなど動物との接触
  • ダニ
  • 花粉

などが代表的でしょう。

今一度、身の回りの悪化因子を見直してみると良いでしょう。

まとめ

ステロイド外用薬の塗り方、減らし方にはコツがあります。

正しく使えば早めに終了でき、悪化も少なく、副作用のリスクも減らせます。

 

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