乳幼児の歯について② 〜乳幼児の歯磨き・むし歯予防〜

前回は赤ちゃんの健康的な歯のために

  • 妊娠中にできること
  • 乳歯が生え始めたらできること

を中心に解説してきました。

 

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今回は乳幼児の歯磨きについて、説明していこうと思います。

歯磨きは虫歯予防には欠かせません。

歯が生えてきたら

 乳幼児で歯が生えてきたら歯磨きを欠かさないようにしましょう。

歯磨きのポイントはいくつかあります。

 歯磨きのポイントについて

歯磨きを行うポイントとして

  • 食べたらできるだけ早めに磨く(糖分を残さない)
  • 明るいところで、膝の上で仰向けにして、仕上げ磨き
  • 特に寝る前の仕上げ磨きが重要

などがあげられます。

 虫歯ができやすいポイント

乳幼児の虫歯ができやすいポイントは

  • 歯と歯の間
  • 歯と歯茎の間
  • 歯並びが凸凹しているところ
  • 奥歯の噛み合わせの溝

 といわれています。

 仕上げ磨きについて

仕上げ磨きを嫌がるお子さんもたくさんいると思います。

実は、乳幼児期のお子さんの唇(特に上唇)は非常に敏感なため、触れられることを嫌がることがあります。

手や指で触れることで、徐々に刺激に慣れることがあります(脱感作といいます)。

詳しくはかかりつけの歯科医で「脱感作」について相談してみるとよいでしょう。

虫歯ができるメカニズム

虫歯は複数の仕組みでできますが、

  1. 虫歯の原因菌(ミュータンス菌)が糖分を食べ
  2. 菌が酸を分泌し
  3. 歯のミネラルが溶けて虫歯になる

といわれています。

 間食を減らし、虫歯になりにくい食生活を

間食でだらだらとお菓子を食べたりすると、歯が酸性になっている時間が長く、虫歯になってしまうといわれています。

 虫歯にならないためにも、甘いものをなるべく控えるようにしましょう。

食事とおやつ以外に糖分をとらない(つまり、なんとなく食べる機会を減らす)、規則正しい食生活を心がけるとよいでしょう。

フッ素について

歯磨きが虫歯予防に超重要ですが、それだけでは完全に虫歯を予防することができません。

  • フッ素入りの歯磨き粉を使う
  • フッ素を歯の表面に塗布する
  • フッ素の洗口法

など、フッ素をうまく利用すると、虫歯になりにくい歯になります。

 フッ素が虫歯予防になる理由

なんでフッ素が虫歯予防になるのか、疑問に思ったかもしれません。

フッ素には、

  • 虫歯の原因菌が出す酸の分泌を抑える
  • 歯の表面のエナメル質が強くなる
  • 初期の虫歯部分にカルシウムの結晶ができる
  • 歯垢にいる細菌の活動を妨害する

などの効果があり、虫歯ができにくくなると言われています。 

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おしゃぶり・指しゃぶりについて

おしゃぶりや指しゃぶりを心配される母親もいます。

 2歳半くらいまでのおしゃぶりや指しゃぶりは、精神安定や鼻呼吸の促進に大きな役割があります。

しかし、2歳半〜3歳を過ぎてもおしゃぶりをやめられなかったり、指しゃぶりがひどいと、出っ歯や開咬(かいこう:前歯がかみあわない状態)になりやすいです。

2歳半すぎくらいには、卒業できるようにしていくと良いでしょう。

まとめ

今回は乳幼児の虫歯を中心に説明してきました。ポイントとしては、

  • 食生活を規則正しく
  • 食後にできるだけ早めに歯を磨き
  • フッ素入りの製品を使用する

と虫歯予防になります。 

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このブログ(https://www.dr-kid.net )を書いてる小児科専門医・疫学者。 小児医療の研究で、英語論文を年5〜10本執筆、査読は年30-50本。 趣味は中長期投資、旅・散策、サッカー観戦。note (https://note.mu/drkid)もやってます。