ドクター・キッド

〜小児科医が解説する子供の健康・病気と単なる雑記のブログ〜

新生児

新生児・乳児・幼児の睡眠について解説します〜夜泣き・いびき〜

睡眠サイクルの確立は生後1年で徐々に 生まれたばかりの新生児の体の機能は、とても不安定です。 徐々にですが、体の機能は成熟してきて、体温の調整、授乳、嚥下が発達するのと並行して、睡眠サイクルが確立してきます。 おおよそですが、生後1年で徐々に…

小児科医が解説する乳児突然死症候群(SIDS)

乳児突然死症候群 (SIDS)って何ですか? まずは乳児突然死症候群の定義ですが; それまでの健康状態および既往歴からその死亡が予測できず、しかも死亡状況調査および解剖検査によってもその原因が同定されない,原則として1歳未満の児に突然の死をもたら…

赤ちゃんがよくミルクを吐きますが、大丈夫ですか?

母乳やミルクをよく吐きます... 『赤ちゃんが、よく母乳やミルクを吐きます。先生、大丈夫でしょうか?』 1ヶ月健診や3ヶ月健診で、お母さんからこの質問を非常によくされます。私の場合ですが、退院前にも保護者には『赤ちゃんはミルクを吐きますよ』とよ…

小児科医が解説するRSウイルス

RSウイルスって何ですか? 『RSウイルス』はどこかで聞いた、という方が多いのではないでしょうか。RSの言葉の由来ですが、RSは『Respiratpry Syncytial』 の略で: "Respiratory" は呼吸器 "Syncytial"は合胞体 という意味で、この頭文字をとってRSと読んで…

生後3ヶ月未満で発熱したら必ず大きな病院へ受診しましょう

生後3ヶ月未満の発熱は要注意です 研修医の先生達や電話対応をする看護師さんに、『生後3ヶ月未満の発熱は要注意』と口を酸っぱくして指導しています。一般の方には少し極端と思われるかもしれませんが、『生後3ヶ月未満の小児の発熱は、敗血症の可能性が…

小児科医が解説する1ヶ月健診

1ヶ月健診は何のために? 新生児にとって、生後1ヶ月は劇的な変化があります。それは、妊娠中は子宮の中で母に守られ完全に依存していた状態から、子宮の外に出て呼吸・栄養摂取を自力で行うようになるからです。 1ヶ月健診では、出産後の環境の変化にき…

乳児湿疹とアトピー性皮膚炎の見分けは難しい!?

1〜2歳くらいまでは皮膚トラブルが多い 1歳〜2歳くらいの乳幼児は、皮膚トラブルが非常に多い時期です。この原因は、乳幼児期の皮膚の特徴にあります。 皮膚のバリア機能に重要な役割を担っているのは 皮脂 角質内の水分 の2つです。 ■ 皮脂について 生…

赤ちゃんの舌が白いです〜新生児鷲口瘡について〜

新生児鷲口瘡について ■ 赤ちゃん舌が真っ白です 『赤ちゃんの舌が白いです。ミルクのカスが取れないのでしょうか?』 と相談されることが時々あります。 口の中に白いカスのような斑点が沢山できた状態を『鵞口瘡(がこうそう)』といいます。 ▪️ ミルクの…

新生児のヘルペス感染は恐ろしい

ヘルペスと聞くと、口の周りに出来る水ぶくれ(水疱)を思い浮かべる方が多いでしょう。局部にできる性感染症を想像する方もいるでしょう。大人のヘルペスは、自然に治ることがほとんどで、重症化する例は非常に少ないです。今回は、新生児がかかるヘルペス…