ドクター・キッド

〜小児科医が解説する子供の健康・病気・育児〜

植物への接触性皮膚炎の治療と予防【野外で草木に触れた後の発疹】

【スポンサーリンク】


f:id:Dr-KID:20180618065205p:plain

前回は、ツタウルシなどにあるウルシオールという成分が接触性皮膚炎の原因になることを説明してきました。

接触性皮膚炎の原因がわかると、

  • 「どのように治療をしていますか?」
  • 「どうしたら予防できますか?」

といった点が気になることと思います。

今回は、これら植物への接触性皮膚炎の治療法と予防方法について説明していきます。

 

接触性皮膚炎の治療について

植物に触れて起こる接触性皮膚炎は、同じ植物への接触を避ければ1〜3週間以内に軽快します。

治療としては、原因となる植物への接触を避ける以外に

  • 皮膚の痒み
  • 皮膚の赤み

など、不快な症状を和らげること中心となります。

▪️ 皮膚の治療について

痒みや赤みが強い場合は、

  • 痒い場所・赤くなった皮膚を冷やしてあげる
  • カラミンローションを使用する

と痒み・赤みが和らぐことがあります。

▪️ 抗ヒスタミン薬について

接触性皮膚炎の痒みの場合、抗ヒスタミン薬はあまり有効でないことがあります。

第一世代の抗ヒスタミン薬は眠気・ふらつきなど強い副作用があります。

▪️ ステロイド外用薬について

接触性皮膚炎の症状が出て、早めに塗るほうが有効です。

弱いステロイド外用薬を使用すると、十分に効果がでないことがあります。

▪️ ステロイド内服について

ステロイドは外用薬で十分なことがほとんどですが、広範囲で接触性皮膚炎を起こした場合に飲み薬(内服)を使用します。

▪️ 抗生剤について

接触性皮膚炎では皮膚に痒みが強いことがあり、爪で掻きむしってしまったため、皮膚に二次感染を起こしてしまうことがあります。

二次感染を起こしてしまった場合は、抗生剤が必要になります。

 

食物への接触性皮膚炎を予防する

植物への接触性皮膚炎は、原因となる植物に触れないことにつきます。

対策法として;

  • 長袖・長ズボンを着る
  • 植物を触るときは手袋をする
  • 植物を触れた後、しっかりと洗う
  • 皮膚を保護する軟膏を塗る

などがあります。

対策法は全て植物との接触を避ける、軽減するものです。

 

まとめ

特に夏場は半袖・半ズボンでアウトドアをしたくなる時期ですが、植物へ触れる際には接触性皮膚炎のリスクが常にあります。

しっかりと対策をして皮膚を防御して、万が一、皮膚炎になってしまったら適切に対処しましょう。

 

▪️ あわせて読みたい

 www.dr-kid.net