ドクター・キッド

〜小児科医が解説する子供の健康・病気・育児〜

小児の下痢について解説します

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下痢の定義について

年齢によって排便の回数が異なるため、普段より排便の回数が多い場合に下痢を疑うことがあります。

また、新生児や乳児は便がそもそも水様性であったり、泥状なので、形だけで区別するのが難しいことがあります。

▪️ 排便回数から下痢を見分ける

大まかに排便回数の目安を年齢毎で分けてみると;

  • 生後1週間以内:4〜6回
  • 生後3ヶ月以内:2〜3回
  • 2歳以下:1〜2回
  • 3歳以上:1〜2回

となっています。

この時期は見た目もそうですが、回数でもある程度、おなかの調子の指標になるので、目安となる回数を知っておくとよいでしょう。

▪️ 便の性状から下痢を見分ける

特に新生児や乳児は下痢かどうかの判別に迷うことがあるので、普段の便の硬さや水っぽさを覚えておくと良いでしょう。

普段の便より明らかに水っぽく、回数も増えているようであれば、下痢を疑います。

下痢の原因はなんですか?

下痢の原因も様々ですが、小児の場合;

  • ウイルス感染症
  • 抗生剤の副作用

が非常に多いです。

そのほか、食物に対するアレルギーや、ストレスなどで下痢になってしまうこともあります。

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下痢の時になにを食べたら良いですか?

基本的に何を食べてもよいですし、わざわざお粥に制限することはありませんが、

  • 脂の少ない肉
  • お米、芋、パン
  • ヨーグルト
  • フルーツや野菜
  • ミルク

などは食べても良いでしょう。

▪️ 避けた方がよい食べ物

下痢の時に避けた方がよいのは

  • 脂肪分の多い食事
  • 糖分の多い飲み物
  • スポーツドリンク

などは下痢が悪化することがあるので、避けた方が良いでしょう。

詳しくはこちらに記載しています:

 

下痢になってしまった時の対処法

下痢の対処法の基本は;

  • しっかりと水分を摂取する
  • 下痢止めは使用しない

の2点につきます。

下痢止めを処方されているケースが多数ありますが、有効性はなく、副作用のリスクがあるため、基本的に使用はお勧めしておりません。

▪️ 病院・クリニックへの受診基準を教えてください

おおまかな目安としては;

  • 血便がある
  • 12ヶ月未満の乳幼児で、水分が6〜12時間ほど全く摂取できない
  • お腹の痛みで目が覚めてしまう
  • ぐったりして、呼びかけにも応じない
  • 尿が6〜8時間以上、全くでない
  • 泣いても目から涙が出ない

ときは受診を検討してもよいと考えます。

 

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