ドクター・キッド

〜小児科医が解説する子供の健康・病気と単なる雑記のブログ〜

熱が出た時、冷やしたほうがいいですか?温めたほうがいいですか?

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『発熱』は小児科外来受診の理由として、最も多いです。

外来でよく質問されることの1つで:

『熱が出た時は、冷やしたほうがよいですか?』

『それとも、しっかり着せて温めたほうがよいですか?』

という質問がとても多いです。

この『冷やすべきか or 温めるべきか』について、(個人的な考えですが)少し語ってみようと思います。

なぜ発熱が出るのか?

まず、『冷やすべきか or 温めるべきか』を語る前に、なぜ熱が出るのかを説明していきましょう。

▪️ 熱は感染源(ウイルスや細菌)と戦っている証拠です

まず、熱は感染の原因となるウイルスと戦っている証拠です。

ウイルスが体内に侵入すると、脳(視床下部)にある『体温調節中枢』の設定温度が上がります。

体温調節中枢の設定温度が上がると、目標の温度まで体は体温を上げようとします。

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ブルブルと震えるような時の対処法

▪️ どのように体は体温を上げているか

脳の体温調節中枢の設定温度が上がった後、体は体表から熱が奪われるのを防ごうとします。
具体的には、手足の細い血管を引き締めて、体表に向かう血流を最小限に留めます。

このため、熱の上がり始めは、手足の色が悪くなったり、冷たくなることがあります。

さらに、筋肉を震わせることで、熱を作り出します。
『悪寒・戦慄(せんりつ)』と言われる震えは、熱を作り出すプロセスの1つです。

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▪️ ブルブルと震えているなら、温めてあげると良いでしょう

特に発熱の初期は体温が上昇するために、手足が冷たくなったり、ブルブルと震えることがあります。

このような時は、暖かい衣類や毛布などで温めてあげると良いでしょう。

熱が上がりきると、汗をかき、あつがるようになります

一旦、体温が上がりきると、次は手足が温かくなり、汗をかくようになります。

手足への血流を増やし、汗をかいて熱を体外へ追い出そうとします。

▪️ 熱はこもらないようにしましょう

熱が上がりきり、手足が温かくなり、汗をかくようになったら、熱がこもらないようにしてあげましょう。

熱はこもらないほうが、体は楽です。

1枚薄着にしたり、掛物の数を減らすと良いでしょう。

▪️ 臨機応変に対応しましょう

私たち大人でも熱が出ると、ブルブルと震えるように寒く厚着したくなるタイミングと、暑くて薄着にしたくなるタイミングがあります。

子供も基本的に一緒ですので、よくお子さんを監視して、タイミングを探るとよいでしょう。

まとめ

熱が出た時に冷やすべきか or 温めるべきか、は

  • 手足が冷たく、ブルブルと震えるように寒がれば温めてあげる
  • 手足が温かく、汗をかくようなら、薄着にしてあげる

とよいでしょう。
タイミングが重要ですので、臨機応変に対応していきましょう。

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