ドクター・キッド

〜小児科医が解説する子供の健康・病気と単なる雑記〜

これが成長痛です

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成長痛について

子供が手足を痛がるのは、足をぶつけた、足首を捻った、など外傷が多いです。
外傷を除いて、子供が手足を痛がる原因として最も多いのが『成長痛』です。

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■ 成長痛の傾向

成長痛は、3歳〜10歳の子供で多く、学童に限ると10%くらいで認めています。
男児より女児のほうが成長痛の頻度が高いです。

成長痛の特徴

成長痛は夕方から夜間に起こることが多いです。
痛みの強さは人それぞれで、我慢できるくらいの鈍い痛みから、夜中に目が覚めて泣き出してしまうほど痛みが強いこともあります。
夜間に痛くて泣いていたのに、朝になると痛みが消えて、ケロッとしていることが多いでしょう。

■ 運動量と成長痛

成長痛は運動量と相関しています。
つまり、日中に激しく運動する子のほうが成長痛を起こしやすいです。
女児より男児のほうが多いのは、このためです。

■ 成長痛が起こりやすい場所

成長痛が起こりやすい場所は決まっていています。
もも、ふくらはぎ、膝の裏が圧倒的に多く、両側が同時に痛む傾向にあります。

関節そのものには痛みはなく、太ももやふくらはぎの深い場所に鈍痛を認めることが多いのが特徴です。

成長痛の検査

成長痛は問診と身体診察でほとんどが診断できます。
骨折など外傷を疑えばレントゲンを撮りますし、若年性のリウマチを疑えば血液検査をすることがあります。

検査をする時は;

  • 痛みが持続する
  • 朝起きても痛みがひかない
  • 関節が腫れている
  • 動かしづらい、歩けない

など、成長痛だけでは説明がつかない場合に検査をします。

成長痛の治療について

成長痛は思春期前後(12〜14歳)で消失することがほとんどですので、特別な治療は必要ありません。
ですが、ひどい場合には、痛くて起きてしまうこともあるので、痛みのケアはしてあげてもよいと思います。

■ 寝る前にストレッチやマッサージを

寝る前に太もも、ふくらはぎ、腕などをストレッチしたり、マッサージをすると筋肉がほぐれて、夜間に痛みが出づらくなったり、痛みが和らぐことがあります。

■ 痛みがひどければ湿布を

あらかじめ痛い場所が分かっているなら、湿布を貼ってもよいでしょう。

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■ 痛みがひどければ鎮痛剤の使用も

我慢できないくらいの痛みなら、痛み止めを使用するとよいでしょう。

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