ドクター・キッド

〜小児科医が解説する子供の健康・病気と単なる雑記〜

夏のこどものスキンケア 〜虫除けと紫外線対策〜

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1. 虫除けについて

春から秋は、虫さされによる皮膚の症状で受診される方がとても多いです。
子供の場合、蚊やブヨに刺されて、アレルギー反応などで赤みが強く出るころがあります。
さらに、赤く腫れるだけでなく、水疱(水ぶくれ)になることもあります。

Mosquito

虫刺され予防の基本

虫刺され予防の基本は2つで;

  1. 刺されやすい箇所の肌の露出そ避ける(足など)
  2. 首、手足の先端に虫除け剤を使用する

の2つでしょう。

虫除け剤の解説

まずは虫除け剤の説明をしていきます。

■ 虫除け剤の成分は『ディート』

虫除け剤には「ディート」という成分が入っています。
この成分は世界中で使用されています。

『ディート』は副作用が少なく、こども用の虫除けとして好ましいのでしょう。

■ 虫がディートを嫌う理由

実は、虫が『ディート』を嫌う詳細なメカニズムは分かっていません。
しかし、経験的に『ディート』を使用すると、虫はこの匂いを嫌って近寄らなくなります。

しかも、『ディート』の効果は虫や昆虫だけでなく、ヒルやナメクジにも有効です。

■ 虫除け剤を使用する時の注意点

虫除けを使用する時の注意点は、以下の通りです:

  • 虫除けを飲まない、吸わない
  • 乳児には、手のひら・顔は避ける、薄くのばして塗る
  • 12歳未満は保護者の監視下で使用
  • 長時間、塗ったままにせず、洗い流す
  • 室内・屋内へ入ったら、洗い流す
  • 日焼け止め併用時は、『日焼け止め→虫除け』の順に使用

■ 衣類の上から使用してもOK

ディートの匂いで虫が寄ってこなくなるので、衣類の上から使用しても大丈夫です。
ですので、毎回、肌に直接使用しなくても、帽子や衣類の上から使用しても良いでしょう。

衣類に使用する時は、衣類の内側ではなく外側に使用しましょう。

■ ベビーカーに掛けておく虫除けもあります

ベビーカーに掛けておく、つり下げタイプの虫除けもありますよ。

虫くるりん つり下げタイプ 虫よけ

虫くるりん つり下げタイプ 虫よけ

 

2. 日焼けについて解説します

『日焼けした小麦色の肌は健康的』

とひと昔前は言われていました。

しかし、現在は『日焼けは健康的』とは考えられていません。
皮膚が紫外線を浴びると、皮膚にメラニンが放出され、皮膚が黒くなるのです。
つまり、それだけ紫外線によって皮膚が痛んでいると言えるのです。
紫外線は、しみ・しわ・そばかすの原因になるのと、皮膚癌のリスクにもなります。

このような理由から、近年、『日焼けは健康的』とは考えられていません。

Perfect Day at Paradise!

■ 夏の外出時の紫外線対策

紫外線の強い季節(春〜初秋)は日差しを長時間浴び過ぎないようにしましょう。
具体的には

  • 午前10時〜午後2時の外出を避ける
  • 日陰で遊ぶようにする
  • 長時間は外にいない

を心がけましょう。

曇りの日でも、紫外線は雲を通過して皮膚に降り注ぐため、注意を怠ってはいけません。

■ 紫外線対策1 〜服装を工夫〜

服装にも気をつけるだけで、ある程度は紫外線対策になります:

  • つばの広い帽子を使う
  • 肌の露出の少ない衣類を着る
  • 布製の衣類のほうが紫外線を通しにくい
  • 紫外線を反射しやすい、白や淡い色の服

など工夫されると良いでしょう。
最近では、紫外線をカットする衣類も売られています。

hats

■ 紫外線対策2 〜衣類にUVカットスプレーを〜

衣類の上から、「UVカットスプレー」を使用しても良いでしょう。

アマゾン売上No.1「衣類用UVカット&色あせ防止スプレー」

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 ■ 紫外線対策3 〜日焼け止め〜

 日焼け止めは赤ちゃんから使えます。
日差しの強い場所へ外出する時は、日焼け止めを使用しましょう。
ベビー用や子供用の日焼け止めが販売されています。

 ■ SPFPAについて

日焼け止めの強さはSPFPAの2つの指標があります。
防御指数 (SPF) は、"Sun Protection Factor"の略語で、「紫外線を浴びてから皮膚が赤くなるまでの時間を何倍のばせるか」を表しています。
PAは、"Protection grade of UV-A"の略で、「紫外線(A波)を防御して、日焼けを防ぐ」強さを示しています。

■ SPFPAを見て使い分ける

SPFPAの使い分けですが、

  • 日常生活:SPF 15〜20 PA ++
  • 短時間の外出:SPF 20〜30 PA ++〜+++
  • 海や山へ外出:SPF 30〜50 PA +++〜++++

を目安に選択するとよいでしょう。
SPFPAが高くなると肌への負担も大きくなるため、適材適所で使用すると良いでしょう。

■ 肌へ塗るときの注意点

日焼け止めを、薄く伸ばし過ぎると効果が低くなります。
適切な強さの日焼け止めを選択して、しっかりと塗りましょう。

使用後はしっかりと洗い流しましょう。

 ◎ 日常生活用

パックスベビー UVクリーム (日焼け止め) 30g SPF17/PA+

パックスベビー UVクリーム (日焼け止め) 30g SPF17/PA+

 

 ◎ 短時間外出用

ニベアサン プロテクトウォータージェル こども用 SPF28 PA++ 120g

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 ◎ 海などへ外出