ドクター・キッド

〜小児科医が解説する子供の健康・病気と単なる雑記のブログ〜

発達

トイレトレーニングについて解説します① 〜トレーニング前の親子の準備〜

こどもにトイレの使い方を教えるのは、本人や両親にとっても非常に重要です。 親からすると、おむつ替えから解放されるわけですが、逆に「お漏らし」の心配がでてくると思います。 こどもからすれば、おむつ替えという親の世話から一歩だけ独立できますし、…

続編①:トイレ・トレーニングとオムツが外せる時期について

前回、トイレ・トレーニングについてツイート&記事を投稿したら、かなり反響が大きかったです。 昼夜ともに排便・排尿をコントロールできるのは:◉ 2歳5%◉ 3歳10%◉ 4歳77%◉ 6歳91%です。焦らず気長にトイレ・トレーニングしていきましょう。…

ADHD(注意欠陥・多動性障害)について解説します

ADHDについて ADHDは "Attention Deficit Hyperactivity Disorder" の頭文字をとった略語です。 "Attention Deficit"は注意欠損 "Hyperactivity"は多動 "Disorder"は病気 を意味します。 このためADHDは日本語で"注意欠陥・多動性障害” といいます。 年齢・…

発達障害って何ですか?

▪️ こどもの興味・成長・発達は人それぞれ こどもの興味の対象は、人それぞれです。 子どもたちは、生まれながらにして、それぞれが異なる個性があります。 学習するスピードや興味の対象も子供によって大きく違いがあります。 ある子にとって得意なことは、…

2歳児の発達の目安と育児のアドバイス

『2歳の子って、このくらい(の発達)でしょうか?』 と外来で質問を受けることがあります。 1歳半健診の次は3歳健診で、1年半のインターバルが空くため、色々と疑問が湧いて外来で質問されることがあります。 今回は、2歳児の発達の目安を説明してみま…

小児科医が語る子供のしつけ

こどもの「しつけ」に悩んでいる保護者は非常に多いです。 外来や健診の際に、本当によく相談されます。 私は小児科医で、あくまで教育の専門家ではないので、私見と医学的によく紹介されている研究結果からの見解を寄せ集めたものになります。 ■ 怒りは子供…

赤ちゃんの聴力・視力の発達について解説します

赤ちゃんの脳の発達は、とりまく環境に影響される 赤ちゃんをとりまく環境は、脳の発達に大きな影響をあたえます。 最初の1年で重要なことは、一貫していて、できるだけ赤ちゃんが予測できるように日々のルーチン(同じことを繰り返すこと)をこなすように…

生後1年までの成長と発達について解説します

生後1年は劇的な成長・発達の時期 赤ちゃんは生後1年で劇的な成長・発達をする 子供は日々成長していきますが、最も劇的な成長をするのが最初の1年です。 体格もしっかりしてきますし、運動機能、認知機能、意思疎通、社会とのかかわりなど、最初の1年で…

読書はこどもの教育・言語発達の基本です

言葉の教育は、すべての子供にとって重要です 読書はこどもの教育において、ものすごく大事です。 新生児や乳児など、言葉を理解できそうな年齢でも、読み聞かせをしてあげたり、話しかけることで、言葉の発達を手助けできます。 ■ こどばの教育方法について…

乳児の貧血に注意しましょうね

乳児の貧血ポイント 生後4ヶ月から鉄分が足りず、貧血になりやすいです 貧血は発達にも影響します 食事やフォローアップミルクから適切に鉄分を取りましょう 牛乳は鉄分が少ないため1歳以降に開始しましょう 鉄分が足りないと貧血になる理由 鉄分は腸から…

小児肥満は将来の生活習慣病のリスクです

生活習慣病とメタボリック症候群について 「生活習慣病」とは、その名の通り、「生活習慣」が原因として生じる病気です。 大人ですと、肥満によって 糖尿病、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症 を引き起こします。 これらをまとめて「メタボリック症候群」と呼…

トイレ・トレーニングとオムツが外せる時期について その①

トイレ・トレーニングはいつから始めたらよい? 『トイレトレーニングをいつから始めたら良いですか?』と外来で質問されることが、よくあります。 実は、トイレ・トレーニングを始めるにベストなタイミングはよく分かっていません。このため、大体の目安と…

離乳食の開始時期について

離乳食は生後5〜6ヶ月からです 母乳や粉ミルクは、非常に重要な栄養源です。 ですが、体が大きくなるにつれて、徐々に栄養が足りなくなってきます。 このやめ、離乳食が必要になってきます。 ■ 離乳食の開始が生後5〜6ヶ月からの理由 離乳食を生後5〜6…

3歳児健診のチェックポイントとアドバイス

3歳児ですと、身体的・精神的にかなり発達が進んできます。 体型も乳児体型から幼児体型に変化します。 筋肉・骨格も徐々にしっかりしてきます。 言葉の発達も進み、自我の確立が芽生え、社会性も身につけます。 日常生活でも、食事や排泄で自立してきます…

6〜7ヶ月健診後に保護者に送るアドバイス

乳児では、運動発達と精神発達はほぼ比例しています。 運動発達の評価から、精神発達を推測するため、運動機能の評価が重要です。 粗大運動の発達 6〜7ヶ月健診では、満6ヶ月以上8ヶ月未満の乳児が対象です。 粗大運動の発達は個人差が大きい時期ですの…

新生児・乳児・幼児の睡眠について解説します〜夜泣き・いびき〜

睡眠サイクルの確立は生後1年で徐々に 生まれたばかりの新生児の体の機能は、とても不安定です。 徐々にですが、体の機能は成熟してきて、体温の調整、授乳、嚥下が発達するのと並行して、睡眠サイクルが確立してきます。 おおよそですが、生後1年で徐々に…

小児科医が解説する1ヶ月健診 〜よくある相談とアドバイス〜

1ヶ月健診は何のために? 新生児にとって、生後1ヶ月は劇的な変化があります。妊娠中は子宮の中で母に守られ完全に依存していた状態から、子宮の外に出て呼吸・栄養摂取を自力で行うようになるからです。 1ヶ月健診では、出産後の環境の変化にきちんと適…

夜尿症(おねしょ)について解説します

夜尿症のメカニズム 夜尿症は、睡眠中に作られる尿の量と、尿を貯める膀胱の用量のバランスが悪いと起こります。 つまり、 『睡眠中の量 > 膀胱の量』 というアンバランスの結果、尿の失禁(おねしょ・おもらし)が起こります。 夜尿症の定義 まず、「夜尿症…

赤ちゃんの歩行開始はいつですか?

一人歩きは1歳6ヶ月が目安 赤ちゃんの運動発達の評価は評価は『微細運動』と『粗大運動』に分けられます。このうち、歩行は後者の粗大運動に分類されます。 ■ デンバー発達判定法 こちらの表は、小児の発達の指標でして、「デンバー発達判定法」といわれる…

限局性学習症について

限局性学習症って何ですか? 「限局性学習症」とは、 『視力・聴力に問題がないのに、「読む・書く・計算する」など学習技能のいずれか1つ以上が上手くできない状態』 をいいます。 「読む、書く、計算する」能力すべてに問題があるのでなく、読めるが書け…