ドクター・キッド

〜小児科医が解説する子供の健康・病気・育児〜

発達

【患者相談】こどもの言葉について、小児科医がまとめてみました。【小児の発達】

前回は、月齢・年齢毎にみた発達で気にしている点を簡単に説明してきました。 これらの発達のなかで、言葉の発達についてよく質問されることがあります。 今回は言葉の発達について、簡単に説明していこうと思います。 言葉の発達について 言葉の発達といっ…

こどもの発達の遅れの分類や特徴ついて【簡単にまとめてみました】

以前、発達障害について、こちらで簡単にまとめてきました。 脳には様々な機能があります。 その機能の一部が障害されてしまうと、様々な症状が現れることがあります。 例えば; 運動機能の障害:脳性麻痺 認知機能の障害:精神発達遅滞 社会性の障害:発達…

【まとめ】月齢・年齢別にみた、こどもの言葉と運動の発達

『うちの子供の発達は正常でしょうか?』 『小児の発達の目安を教えてください』 『月齢や年齢でどのくらい発達は異なりますか?』 など、健診などをきっかけに様々な質問を受けることがあります。 こどもは生まれてから、保護者をはじめとした周囲の人々や…

【育児】小児科医が解説するトイレトレーニング【親子の準備できてますか?】

トイレトレーニングはいつから始めたらいいですか? どうやって開始したらいいのですか? トイレトレーニングに向けて、なにか準備することはありますか? など、健診などちょっとした時に質問をされます。 こどもにトイレの使い方を教えるのは、本人や両親…

続編①:トイレ・トレーニングとオムツが外せる時期について

前回、トイレ・トレーニングについてツイート&記事を投稿したら、かなり反響が大きかったです。 昼夜ともに排便・排尿をコントロールできるのは:◉ 2歳5%◉ 3歳10%◉ 4歳77%◉ 6歳91%です。焦らず気長にトイレ・トレーニングしていきましょう。…

ADHD(注意欠陥・多動性障害)について解説します

ADHDについて ADHDは "Attention Deficit Hyperactivity Disorder" の頭文字をとった略語です。 "Attention Deficit"は注意欠損 "Hyperactivity"は多動 "Disorder"は病気 を意味します。 このためADHDは日本語で"注意欠陥・多動性障害” といいます。 年齢・…

発達障害って何ですか?

▪️ こどもの興味・成長・発達は人それぞれ こどもの興味の対象は、人それぞれです。 子どもたちは、生まれながらにして、それぞれが異なる個性があります。 学習するスピードや興味の対象も子供によって大きく違いがあります。 ある子にとって得意なことは、…

2歳児の発達の目安と育児のアドバイス

『2歳の子って、このくらい(の発達)でしょうか?』 と外来で質問を受けることがあります。 1歳半健診の次は3歳健診で、1年半のインターバルが空くため、色々と疑問が湧いて外来で質問されることがあります。 今回は、2歳児の発達の目安を説明してみま…

小児科医が語る子供のしつけ

こどもの「しつけ」に悩んでいる保護者は非常に多いです。 外来や健診の際に、本当によく相談されます。 私は小児科医で、あくまで教育の専門家ではないので、私見と医学的によく紹介されている研究結果からの見解を寄せ集めたものになります。 怒りは子供の…

赤ちゃんの聴力・視力の発達について解説します

赤ちゃんの脳の発達は、とりまく環境に影響される 赤ちゃんの聴力について 聴力検査はしてもらいましたか? 赤ちゃんの視力について 視力の発達はゆっくりです 赤ちゃんの言葉の発達について 絵本の読み聞かせが大事ですよ あわせて読みたい 参考文献 赤ちゃ…

生後1年までの成長と発達について解説します

生まれてから1歳までの目安を教えてください 最初の1年(1歳まで)ってどんな感じですか? など、最初の1年間はわからないことだらけなので、外来で様々な質問をうけます。 今回は、0〜1歳までのおおまかな成長・発達の目安について解説していきます。…

読書はこどもの教育・言語発達の基本です

言葉の教育は、すべての子供にとって重要です 読書はこどもの教育において、ものすごく大事です。 新生児や乳児など、言葉を理解できそうな年齢でも、読み聞かせをしてあげたり、話しかけることで、言葉の発達を手助けできます。 ■ こどばの教育方法について…

乳児の貧血に注意しましょうね

乳児の貧血ポイント 鉄分が足りないと貧血になる理由 乳児は貧血になりやすい 乳児の貧血の割合 母乳は鉄分が少ない? 貧血の症状について 貧血は発達にも影響します 食事から鉄分を効率よく摂取するために 肉、魚、ほうれん草に鉄分は多い 鉄分の吸収率をあ…

小児肥満は将来の生活習慣病のリスクです

生活習慣病とメタボリック症候群について 「生活習慣病」とは、その名の通り、「生活習慣」が原因として生じる病気です。 大人ですと、肥満によって 糖尿病、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症 を引き起こします。 これらをまとめて「メタボリック症候群」と呼…

トイレ・トレーニングとオムツが外せる時期について その①

トイレ・トレーニングはいつから始めたらよい? 『トイレトレーニングをいつから始めたら良いですか?』と外来で質問されることが、よくあります。 実は、トイレ・トレーニングを始めるにベストなタイミングはよく分かっていません。このため、大体の目安と…

【患者相談】乳児の離乳食の開始時期について

離乳食は生後5〜6ヶ月からです ■ 離乳食の開始が生後5〜6ヶ月からの理由 離乳食を遅らせても、アレルギー発症は予防できない ■ 離乳食を遅らせてもアレルギーの発症予防はできません 母乳は欲しがるだけあげましょう ▪️ あわせて読みたい 離乳食は生後5…

3歳児健診のチェックポイントとアドバイス

3歳児ですと、身体的・精神的にかなり発達が進んできます。 体型も乳児体型から幼児体型に変化します。 筋肉・骨格も徐々にしっかりしてきます。 言葉の発達も進み、自我の確立が芽生え、社会性も身につけます。 日常生活でも、食事や排泄で自立してきます…

6〜7ヶ月健診後に保護者に送るアドバイス

寝返りはいつごろですか? うちの自治体では6〜7ヶ月健診がないですが、どのようなお話をされてますか? 6〜7ヶ月の乳児のポイントを教えてください などなど、6〜7ヶ月健診でも様々な質問があります。 乳児では、運動発達と精神発達はほぼ比例してい…

新生児・乳児・幼児の睡眠について解説します〜夜泣き・いびき〜

睡眠サイクルの確立は生後1年で徐々に 睡眠サイクルを確立するのに重要なこと 夜泣きは保護者もつらい 睡眠サイクルと夜泣き 動的な睡眠と静的な睡眠 夜泣きを改善させるには 1歳以降の睡眠について 1歳以降も日々のルーチンは重要です 睡眠時間について …

小児科医が解説する1ヶ月健診 〜よくある相談とアドバイス〜

1ヶ月健診ってなにをするのですか? 赤ちゃんのこと色々と聞きたいことがあるのですが 先生方は、赤ちゃんのなにを診ているのですか? よくある質問について、教えてください などなど、たくさんの質問があると思います。 分娩・出産、そして1ヶ月健診まで…

夜尿症(おねしょ)について解説します

夜尿症のメカニズム 夜尿症は、睡眠中に作られる尿の量と、尿を貯める膀胱の用量のバランスが悪いと起こります。 つまり、 『睡眠中の量 > 膀胱の量』 というアンバランスの結果、尿の失禁(おねしょ・おもらし)が起こります。 夜尿症の定義 まず、「夜尿症…

赤ちゃんの歩行開始はいつですか?

一人歩きは1歳6ヶ月が目安 赤ちゃんの運動発達の評価は評価は『微細運動』と『粗大運動』に分けられます。このうち、歩行は後者の粗大運動に分類されます。 ■ デンバー発達判定法 こちらの表は、小児の発達の指標でして、「デンバー発達判定法」といわれる…

限局性学習症について

限局性学習症って何ですか? 「限局性学習症」とは、 『視力・聴力に問題がないのに、「読む・書く・計算する」など学習技能のいずれか1つ以上が上手くできない状態』 をいいます。 「読む、書く、計算する」能力すべてに問題があるのでなく、読めるが書け…