ドクター・キッド

〜小児科医が解説する子供の健康・病気と単なる雑記〜

【論文】離乳期早期の鶏卵摂取は鶏卵アレルギー発症を予防する

今回の論文は、国立成育医療研究センターから。食物アレルギーは食物除去から、早期導入による予防へと変化しつつあります。 研究の背景 日本を含む先進国では、食物アレルギーの罹患率は高まっています。 ■ 極端な食品除去によるアレルギー発症予防の時代は…

卵アレルギーとインフルエンザワクチン接種の可否について

卵アレルギーとインフルエンザ・ワクチン接種について ポイントは以下の3点です; インフルエンザワクチンには微量の鶏卵成分が含まれてます アレルギー症状はでないことがほとんどで、基本的に安全です 卵アレルギーのある方は事前に主治医とよく相談しま…

2017年の投資記録

これまでの私の投資というと; 銀行への預金 ドル/円の為替 投資信託 の3点がメインでした。 全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書) 作者: 山崎元,水瀬ケンイチ 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2015/06/12 メディア: 新書 この商品を含むブログ (…

小児科医が語る子供のしつけ

こどもの「しつけ」に悩んでいる保護者は非常に多いです。 外来や健診の際に、本当によく相談されます。 私は小児科医で、あくまで教育の専門家ではないので、私見と医学的によく紹介されている研究結果からの意見です。 ■ 怒りは子供の自尊心を傷つける 一…

風邪の時にお風呂に入れてもよいですか?

カゼのときにお風呂に入ってはダメですか? 外来で患者さんからの質問で多いのは 「カゼひいてる、熱があるので、入浴はしないほうがよいですか?」 です。 1日外来していると、大抵は誰かに質問されます。 カゼをひいてしまったお子さんの入浴について、迷…

赤ちゃんの脳・聴力・視力・聴力の発達について解説します

赤ちゃんの脳の発達は、とりまく環境に影響される 赤ちゃんをとりまく環境は、脳の発達に大きな影響をあたえます。 最初の1年で重要なことは、一貫していて、できるだけ赤ちゃんが予測できるように日々のルーチン(同じことを繰り返すこと)をこなすように…

生後1年までの成長と発達について解説します

生後1年は劇的な成長・発達の時期 赤ちゃんは生後1年で劇的な成長・発達をする 子供は日々成長していきますが、最も劇的な成長をするのが最初の1年です。 体格もしっかりしてきますし、運動機能、認知機能、意思疎通、社会とのかかわりなど、最初の1年で…

【食レポ】ドイツ風のソーセージとビールを堪能したいなら、国立のノイ・フランクがオススメ

ノイ・フランクについて 中央線の国立駅から降りて徒歩4−5分で、国立の人気店であるノイ・フランクにたどり着きます。 もともとは手作りソーセージのお店でしたが、店内でもソーセージ料理とビールも堪能できるようになっています。 こちらが外観で、天気…

百日咳について解説します

百日咳の原因について 百日咳は、百日咳菌という細菌に感染して起こります。 百日咳菌には、B. pertussisとB. parapertussisの2種類います。 百日咳は世界的にずっと流行していて、全世界で年間20〜30万人が死亡しているといわれています。 日本を含む先進…

1歳未満の乳児へのインフルエンザワクチンについて

1歳未満の乳児へのインフルエンザワクチンのポイント 生後6ヶ月からインフルエンザワクチンを接種できます 1歳未満のインフルエンザワクチン接種は抗体(免疫)がややつきにくいです 1歳未満にワクチン接種をすると、10-70%くらいの確率で抗体がつきます …

こどものインフルエンザを解説します

インフルエンザのポイント インフルエンザは風邪と似た症状がでます 高熱や筋肉痛がでるのが特徴です 検査は発症8時間後、抗インフルエンザ薬は発症48時間以内が望ましいです 脳症や肺炎を起こすことがあるので注意が必要です インフルエンザって何ですか…

赤ちゃんの頭の形が変ですが大丈夫ですか?

あかちゃんの頭の形が変です 『赤ちゃんの頭の形ってもとに戻るのですか?』 と健診で心配されるご両親は多いです。 産道を通過するときに、頭は圧迫されて変形したまま生まれてきます。 生まれたばかりの赤ちゃんは、寝返りができませんし、向き癖などもあ…

読書はこどもの教育・言語発達の基本です

言葉の教育は、すべての子供にとって重要です 読書はこどもの教育において、ものすごく大事です。 新生児や乳児など、言葉を理解できそうな年齢でも、読み聞かせをしてあげたり、話しかけることで、言葉の発達を手助けできます。 ■ こどばの教育方法について…

ワクチンの同時接種について解説します

ワクチン同時接種のポイント ワクチン同時接種しても、有効性は変わりません 同時接種をしても、副反応のリスクは変わりません ワクチンの種類は年々増えています 『ワクチン・ギャップ』という言葉を聞いたことがありますか? 実は、日本はワクチン後進国で…

予防接種に行く前に読むとよいでしょう

予防接種に行く前に以下をチェック 予防接種に行く前に以下の点をチェックするとよいでしょう; お子さんの体調はよいですか? 接種する予防接種について、必要性や副反応を理解しているか? 母子手帳は持ちましたか? 予診票は記入したか? これらをきちん…

タバコを誤飲してしまったら

タバコの誤飲について 乳幼児が食べ物以外のものを間違って飲み込んでしまうことを『誤飲』といいます。 タバコの誤飲は生後6ヶ月〜11ヶ月で非常に多いです。 ■ タバコにあるニコチンが様々な症状を起こします 特にタバコの中に含まれているニコチンが様…

東京でオモチャを買うなら、上野の『ヤマシロヤ』がオススメ

ヤマシロヤについて 上野観光あるいは東京にお住まいの方で、おもちゃを見に行きたい、キャラクターグッズを買いたいなら、ヤマシロヤをオススメします。 ヤマシロヤはJR上野駅中央改札(一番大きな改札)を出て、横断歩道を渡ると見つけることができます。 …

乳幼児は何でも口に入れます:誤飲に注意しましょう。

消化管異物について 消化管異物とは、腸に異物(つまり、おもちゃなど食物でないもの)が間違って入ってしまった状態(誤飲)をいいます。 ■ 誤飲しやすいもの 消化管異物で多いのは; コイン ボタン型電池 クリップなどの金属類 プラスチック製品(おもちゃ…

水痘(水疱瘡)について解説します

水痘(水疱瘡)のまとめ 水痘は水痘帯状疱疹ウイルスの初感染で起こります 空気感染によって広がり、感染力は強いです 潜伏期間は10〜21日程度です 痒みを伴う水ぶくれ(水疱)から痂皮(かさぶた)になり治癒します 登園または登校の許可は全ての発疹が痂皮…

風邪や胃腸炎は、経口補水療法が重要

経口補水療法ってなんですか? 経口補水療法は、体の機能を維持するのに必要な、水分・電解質(主に塩分)・糖分を適切に補給する治療法です。 ■ 経口補水療法をする5つのメリット 経口補水療法をするメリットは以下の5つがあります: 科学的に検証された…

乳児の貧血に注意しましょうね

乳児の貧血ポイント 生後4ヶ月から鉄分が足りず、貧血になりやすいです 貧血は発達にも影響します 食事やフォローアップミルクから適切に鉄分を取りましょう 牛乳は鉄分が少ないため1歳以降に開始しましょう 鉄分が足りないと貧血になる理由 鉄分は腸から…

小児肥満は将来の生活習慣病のリスクです

生活習慣病とメタボリック症候群について 「生活習慣病」とは、その名の通り、「生活習慣」が原因として生じる病気です。 大人ですと、肥満によって 糖尿病、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症 を引き起こします。 これらをまとめて「メタボリック症候群」と呼…

ミルクアレルギーの子はカルシウム不足にご注意を!

ミルクアレルギーとカルシウム不足のポイント 乳製品を摂取できない場合、高率でカルシウム不足になります 乳製品のように効率的にカルシウムを吸収できる食品はありません ミルクアレルギーの場合、代替食品からカルシウムを摂りましょう 骨とカルシウムに…

目薬の正しい使い方を小児科的に解説します

目薬は、目が痒い、目やにがひどい、目が赤い、などの時に処方しています。 今回は目薬の正しい使用法について、解説していきます。 1. まずは手洗い まずは石けんなどで、手を念入りに洗いましょう。 手には、雑菌や埃がついていることが、非常によくありま…

母乳はいつまで続けるべきかメリットとデメリットを解説します

母乳栄養について 一般論ですが、母乳栄養は人工栄養より優れています。 現に世界保健機関 (WHO) から『母乳栄養は途上国の乳児死亡率を改善させる』と報告されました。 また、途上国のみでなく、母乳の有効性は、先進国でも再認識されています。 卒乳ってな…

トイレ・トレーニングとオムツが外せる時期について

トイレ・トレーニングはいつから始めたらよい? 『トイレ・トレーニングをいつから始めたら良いですか?』と外来で質問されることが、よくあります。 実は、トイレ・トレーニングを始めるにベストなタイミングはよく分かっていません。このため、大体の目安…

離乳食の開始時期を小児科医なりに考える

離乳食は生後5〜6ヶ月からです 母乳や粉ミルクは、非常に重要な栄養源です。 ですが、体が大きくなるにつれて、徐々に栄養が足りなくなってきます。 このやめ、離乳食が必要になってきます。 ■ 離乳食の開始が生後5〜6ヶ月からの理由 離乳食を生後5〜6…

耳垢はとってもらったほうが良いですか?

耳垢(みみあか)のポイント 耳垢は古い表皮、皮脂、ほこりからできます 掃除は月に数回で十分です、無理にとらなくても良いです 耳の穴付近の耳垢をやさしくとってあげましょう そもそも『耳垢(みみあか)』ってなんですか? 耳垢は; 耳の通り道(外耳道…

3歳児健診のチェックポイント

3歳児ですと、身体的・精神的にかなり発達が進んできます。 体型も乳児体型から幼児体型に変化します。 筋肉・骨格も徐々にしっかりしてきます。 言葉の発達も進み、自我の確立が芽生え、社会性も身につけます。 日常生活でも、食事や排泄で自立してきます…

1歳半健診の後に読むとよいでしょう

小児科医が診る身体発達のポイント 1歳6ヶ月健診の時は、全身を診察するのが基本ですが、頭部・歯・腹部・脚を入念に診るのが一般的です。 ■ 頭部について 1歳半になると、大泉門が閉鎖しますので、頭のてっぺんより前側を触って確認します。 ■ 歯につい…